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院長より年頭のご挨拶

2024/01/05

お知らせ

 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

 今年は夏季オリンピックがフランス・パリで開催されますが、その代表をかけた戦いでバスケットボール男子日本代表が48年ぶりのパリ五輪出場を自力で勝ち取りました。ベテランと新しい戦力がうまく融合して史上初めてワールドカップ3勝という偉業を達成しました。各選手の個性や特徴を生かした取り組みがチームを進化させ功を奏したと言われています。予選リーグから苦しい戦いが続いたワールドカップでしたが、ホーバスヘッドコーチが「勝てるチームに変化している」と述べていたのが印象的でした。

 新たな街づくりが期待されている長崎市におきましては、今年10月に長崎スタジアムシティがいよいよ開業します。スタジアムとアリーナに加え、長崎で初出店となるテナントやこれまでにない体験が楽しめるエンターテイメントが続々と登場する予定となっています。長崎駅周辺の開発も急ピッチで進んでおり、人口減少が進む長崎において、100年に一度の大きな変革を生む起爆剤となることを期待したいと思います。

 一方、医療の世界に目を向けますと、少子高齢化や人口減に伴う医療人材が不足する中、医療従事者の働き方改革が喫緊の課題となっています。これからの医療は、各医療専門職種が疲弊することなく、それぞれが有する本来の専門性を発揮して、効率的で安心・安全な医療提供体制が求められています。そのためには、意識改革やICT等の技術を活用した効率化に加え、チーム医療を推進する必要があると考えています。今後を展望した医療供給体制においては、円滑なチーム医療や業務の効率化とともに、タスク・シフトやタスク・シェアが働き方を改革することにつながると考えています。

 当院では、働き方改革の一環として医師の同意のもとで定期処方を薬剤師が代行する業務を導入しました。この結果、医師と薬剤師ならびに看護師の業務分担・協働が進み、お互いに良好なコミュニケーションが取れるようになりました。これからも診療のあらゆる場面において多職種連携を進展させ、地域医療に少しでも貢献できるよう努力を重ねていきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

医療法人 光晴会病院

院長 岡田和也