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腎センター紹介

腎センター紹介

腎センターは、当院開設の母体ともなり長崎県内透析治療の草分け的存在です。

開設当初は腎臓そのものの機能が悪化して透析治療を受けられる患者さまが多かったのですが、
ここ十数年では糖尿病の症状の悪化により末期腎不全となり
透析治療を受けられる患者さまの数が最も増加しているのが現状です。

2010年現在、当院で血液透析を受けられている患者さまは約150名・
腹膜透析を受けられている患者さまは約20名いらっしゃいます。

腎センターは、多人数用透析装置:44台・個人用透析装置2台の計46台の血液透析装置を有し、
県内の患者さまだけでなく他県からの旅行患者さまの血液透析にも対応しています。

腎センターの特徴

当院は心臓血管外科と泌尿器科を有しており、
血液透析治療を行うために必要な内シャントの造設手術・
腹膜透析に必要なカテーテル留置手術を院内で行うことが可能です。

そのため透析治療でも、血液透析・腹膜透析のどちらの治療法が
患者さまの日常生活に合っているかを考え、治療方法を選択することができます。

また、近隣病院との連携を図ることで、
当院にはない診療部門の専門的な治療を患者さまに受けていただけるよう努めています。

透析室部門

当院の透析室では、
「腎不全治療を通じて透析患者さまのQOLの向上を目指す」
という基本方針に基づき、平成22年度の看護目標として、

  1. チームの連携と確認業務をもって安全性を高める
  2. 積極的な自己啓発と納得できる看護を提供する
という2項目を掲げ、日々多くの患者さまの血液透析治療に携わっています。

当院で血液透析を受けられている患者さまは、透析歴20年以上の方も多く、
最長で透析歴39年という方もいらっしゃいます。

長期の透析によりADLが低下した患者さまや高齢の患者さまでも
安心して透析治療を受けていただけるように、
ケアマネージャーを通じて地域の介護支援施設との連携を図っています。

透析室設備としては、透析通信システム(日機装社製 Future Net)を早期に導入し、
2006年にはFuture Net IIへと移行しました。現在はオーダリングシステムとの連携により、
患者さまの情報や血液透析記録などをコンピュータ上で管理しています。

そのため看護ケアに多くの時間をかけることができ、
現在では、増加傾向にある糖尿病患者さまを中心とした『フットケア』・
日常生活での苦痛を軽減するための『かゆみケア』などの多岐に亘る看護を行っています。

患者さまと長きに亘り良好な関係を築いていくために、
『患者カンファレンス』を月に2度行うことで全看護スタッフが
患者さまの情報を共有できるようにしています。


申し送り・患者カンファレンスの風景です。
患者さまの情報をスタッフ全員が共有し、
安心できる治療を目指しています。


患者さまの治療を行う透析装置や透析液は、
様々な研修を修了し高度な技術をもつ臨床工学技士が管理・メンテナンスしており、
安全な透析治療の提供に努めています。

機械面でのサポートだけでなく、臨床では治療・看護面でのサポートを行い、
患者さまの血液検査の結果を基に透析条件などの治療方針を医師と共に検討しています。


医師・看護スタッフ・臨床工学技士がチームとなって患者さまの治療を行うことで、スタッフ全員で患者さまの情報を共有し、安心・安全な治療の提供を心掛けています。


設備紹介

腹膜透析部門

当院の腹膜透析部門は南5階病棟にあり、腹膜透析導入から退院後の外来受診まで
患者さまに関わる腹膜透析の全てを病棟スタッフが把握し治療・看護にあたっています。

南5階病棟では、内科病棟診療方針として

  1. 最善の治療をまごころを込めて実践します
  2. 患者さまの権利を尊重し、患者さま中心の治療を目指します
  3. 医療技術の向上に努めると共に、各専門スタッフと共にチーム医療を実践します
という3項目を掲げ、日々多くの患者さまの腹膜透析治療と内科的治療に携わっています。

当院で腹膜透析を受けられている患者さまは、約20名いらっしゃいます。
各種透析治療への不安や日常生活への支障を患者さまは一番悩むところですが、
腹膜透析治療は『社会復帰・生活リズムの変化が少ない』などの理由で
数多くの患者さまが治療選択をされており、当院でも『PD First(第一選択は腹膜透析)』を掲げており、
日常生活の変化が少ない腹膜透析治療への導入を率先して行っています。

南5階病棟では、腹膜透析だけでなく血液透析の導入前の患者さまも入院しています。
そんな患者さまの透析治療に対する不安を尐しでも払拭するために、
当院外来では偶数月の土曜日に『腎臓病教室』を開くことによって、
日常生活の過ごし方や血液透析・腹膜透析の治療法について勉強する機会を設けています。

腹膜透析は患者さま自身が自宅で治療を実施・管理する治療であるため、
患者さま自身の自己管理が最も大切です。その中で不安に思うことや、
「何かおかしいけど大丈夫だろうか」と思いを解消するため、
24時間体制で病棟看護師が対応できるようにしているため、安心して治療に臨むことができます。

腹膜透析について悩みをもっている患者さまは一人ではありません。
患者さま皆さんがいろいろな悩みや不安を抱えていらっしゃると思います。
当院では「PD(腹膜透析)交流会」というものを年に2回開催しており、
春には勉強会を、秋には日帰り旅行を病棟スタッフと行うことで
患者さまと身近な関係を築けるよう努めています。


腹膜透析導入期にはいろいろな道具を使ってシュミレーションすることから患者さまの治療への不安を解消できるよう努めています。


常に患者さまの状態を把握できるように、最新の医療機器を取り揃えています。
また、緊急災害時にも患者さまの治療が安定して行えるように、
治療に必要な透析液などの物品を在庫管理しています。

医師情報

大坪 俊夫
日本内科学会認定医・専門医
日本リウマチ学会専門医
日本腎臓学会認定専門医・指導医
日本透析医学会認定医・指導医
日本病態栄養学会評議員

柴田 雄一

柴田 龍二郎


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