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臨床工学科

臨床工学科について

病院で働く医療職種をいくつ思い出せますか?医師、看護師、薬剤師・・・・・まではすぐに思い出せる人も多いかと思います。また、レントゲンを撮る人、血液の検査をする人など仕事の内容で思い出したりもするかと思います。

臨床工学技士という職種は、最近TVドラマ「医龍」に登場したり、NHK番組「あしたをつかめ」で紹介されたりしました。

臨床工学技士は、1987年5月に医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格として、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う医療機器の専門医療職種として誕生しました。生命維持管理装置とは、人の肺、心臓、腎臓の働きの一部を代行する装置のことです。

医療の進歩とともに使われる医療機器も複雑になり専門に操作する人が必要となりました。
車の運転にたとえると、安全な運転は当然ですが、まず車自体に不備があっては、安全は守れません。
車に車検があるように医療機器も正しく操作し、定期的な点検が必要です。
これらの点検、操作を行う仕事が臨床工学技士です。
臨床工学技士は院内では「CE」と呼ばれています。

血液浄化業務

当院腎センターはベッド45床(うち個室4床)で、
スタッフ数は、医師3名(兼務)、看護スタッフ24名、臨床工学技士8名(兼務6名)で業務を行っています。
臨床工学技士の主な業務としては透析装置に関わる機械のメンテナンスを定期的に行うだけでなく、
臨床においても医師、看護スタッフと共にチーム医療の一員として
患者さまの治療にも積極的に介入しています。

また、透析通信システムを早期より導入しており、
市の基幹病院としての役割を果たすべく最新の治療を患者さまに提供できるよう日々取り組んでいます。
その他、急性の血液浄化療法や緊急透析時においても、
スタッフが輪番制にて24時間オンコール体制で対応に当たっております。

  • RO水精製装置:MH752C-H改
  • 個人用RO水精製装置:TW-36P
  • 多人数用透析液供給装置:DAB-50E
  • 透析液溶解装置:POWDER AHI-JP,BHI-JP
  • 透析通信システム:Future Net II
  • 患者監視装置:DCS-27,DCS-73,DBG-02,DCG-02

手術室業務










手術室では病棟と異なり多くの高度医療機器を使用します。

当院では、心臓血管外科・消化器外科・泌尿器科の手術を行っており
写真のような医療機器を管理・操作しています。

日々の点検をしっかり行うことで患者さまへの安全な医療の提供を手助けしています。
心臓手術では1度心臓を止めて手術を行う必要があるものも多く、
心臓と肺の機能を機械で代行する「人工心肺」という大型の装置が必要になります。
手術中は私たち臨床工学技士が人工心肺を操作し、患者さまの全身状態を管理しています。

  • 麻酔器:Fabius GS plemium Fabius Tiro
  • 電気メス:CONMED 6400 CONMED system2500 CONMED saver180
  • 除細動器:cardiolife デフィブリレータ TEC-5531
  • 人工心肺装置:MERA HAS
  • 心筋保護装置:Cardioplegia System HCP-5000     など

ICU(集中治療室)業務

ICUでは手術後の患者さまや集中的看護が必要な重症患者さまが治療を受けています。
そのため数多くの医療機器が使用され、高度な専門的な知識も必要となります。
補助循環装置・人工呼吸器・持続的血液浄化装置などの生命維持管理装置の操作・管理を行い、
各種生体モニタ・ME機器を日々点検することで安全な治療の提供を心掛けています。

  • ベットサイドモニタ:ライフスコープBSM-9100シリーズ
  • 生体モニタ:vigilanceII vigileo
  • 補助循環装置:CAPIOX SP-101(PCPS) DATASCOPE SYSTEM98・CS-100(IABP)
  • 人工呼吸器:BENNETT 840 Sarvo900C
  • 持続的血液浄化装置:ACH-10      など

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル室では細い管を腕や足の動脈から挿入し、
心臓を養っている冠動脈まで入れ、検査や治療を行います。

臨床工学技士の主な業務は、冠動脈検査及び治療時(PCI)の患者生体情報モニタの操作や
血管内超音波装置(IVUS)の操作、ロータブレータ装置の操作を行っています。

ペースメーカー業務

心臓ペースメーカーは、患者さまの心臓の鼓動が途切れたり、
一定以上の間隔を超えてしまったりすると、それを察知して電気刺激を心臓に送り、
心臓が正常なリズムで鼓動することを助ける”心臓サポーター”です。

当院の臨床工学技士の業務として、ペースメーカー植え込み手術や
電池交換時のプログラマー操作および設定、体外式ペースメーカーの操作を行っています。
またペースメーカーの植え込みをされた患者さまに対し、作動状況や電池の容量などの把握のために、
定期的な点検を半年に1回外来で行っております。

時間は数分で体の外から点検できますので苦痛はありません。
患者さまが安心して日常生活が送れるようにペースメーカーの管理を行っています。

呼吸器業務

人工呼吸器とは、自分の力で呼吸出来ない人や、
麻酔や鎮痛の処置を施行され呼吸筋が動かない場合に人工的に換気を行う機械です。
当院では人工呼吸器を11台保有しております。

臨床工学科では毎日の動作チェック・メンテナンスをはじめ、使用前後の点検、
定期的に行う部品交換と校正を確実に行うことによって人工呼吸器の信頼性を維持し、
安心して患者様に使用できるよう管理を行っています。

医療機器管理業務


医療機器管理業務では、患者様へ使用する医療機器の保守点検を行っています。
また、患者生体情報モニタなどの使用状況などの把握や、
院内スタッフ向けに新しい医療機器の勉強会なども行っています。
「安全で確実な医療機器の提供」を目標に日々努力しています。

当科の主な管理機器

輸液ポンプ 96台
シリンジポンプ 65台
除細動器 8台
AED 4台
セントラルモニター 9台
ベッドサイドモニター 37台
IABP 2台
PCPS 1台
電動式低圧吸引器 15台